昨年ふとしたことから、
１７歳の秋にきっぱり止めてから３０余年ぶりに
ピアノを再開しました。
指はふにゃふにゃ、まるでゴムの手袋みたい。
おまけに五十肩で左腕が高く上がらない状態でした…
が‼
ピアノに触れているうちに、さびついて軋んでいた歯車が
また回りはじめるように、
少しずつ指に神経が通ってきました。
よし！筋トレだと思い、
買い物袋を小指一本で持ってみたり、
自転車を薬指一本で運転してみたりして…
気が付けば、肩も完治。
なにより、子どもの頃にはわからなかった音楽に込められたさまざまな感情が、
自分の中を血液のように流れ、息づいているように感じられるのです。
メロディーが声や言葉に聞こえてきたり、
和音が色に感じられたり、
音のフレーズが動く線の形に思えたり…
私の中で、いろいろな感覚がシャッフルされ混じり合い、
アルケミーが起こり始めた…？
すっかり調子づいた私は、ものは試しと、年齢制限のないJILA国際芸術連盟の
新人オーディションを受けてみました。
コロナのため、音源審査でしたが、届いた結果は、最優秀新人賞！？
１２月２５日に新人推薦コンサートがあります。
コンサートでの演奏の持ち時間は、ひとり１５分です。
乞うご期待！
